鷲羽岳(2,924m)・水晶岳(2,986m)・三俣蓮華岳(2,841m) 2011年8月3〜5日
乱丸&のこ
1日目: 新穂高−−わさび平小屋--鏡平山荘−−双六小屋−−三俣山荘 (テント泊)
2日目: 三俣山荘−−鷲羽岳−−ワリモ岳−−水晶岳−−ワリモ分岐−−黒部源流−−三俣山荘(テント泊)
3日目: 三俣山荘−−三俣蓮華岳−−双六小屋−−鏡平山荘−−わさび平小屋−−新穂高
今年の夏山は蓮華温泉から白馬岳、朝日岳を予定していたが、通行止めなため花の時期にも間に合わないだろうと言うことで2回も行き着けなかった水晶岳へリベンジだ、H16年8月に同じコースでテント始めて間もない頃に双六小屋まで死にそうになりながらたどり着き食事を作る元気もなく小屋のラーメンを昼食にし翌日は鷲羽岳からワリモ分岐まで行ったが双六小屋まで帰らなくては成らず黒部源流まで降りて帰った。
H18年9月には折立から入り黒部五郎の山頂で大雨洪水警報が出て折立の道は通行止めに成るほどの土砂降りの中を10時間以上も歩き続け三俣蓮華の巻き道では体が宙に浮くほどの風の中を風が収まるのを待ちながら三俣山荘へたどり着いたが山荘は宿泊がキャンセルで10人程だった一晩雨が降り続き翌日は黒部源流からワリモ分岐まで上ったがテント装備を背負った体が源流から吹き上げる風で浮き上がったのには驚いた「人って簡単に飛ぶねんでー」雲ノ平山荘を後にし薬師沢小屋では一晩雨と雷が鳴り響き下山する頃には晴れ間が、泣けるで本間に。
ということで3度目のリベンジであるが出発が近づくにつれて天気が悪くなるではないか時間調整で車中泊した「ひるがの高原SA」では雨が降り新穂高の無料駐車場では出発する人はカッパでフル装備ですやんか、しょうがないね右にならえです。
 
これは5日の写真です最終日は朝からまっ晴れではかないか素晴らしすぎるで
3日朝5時の新穂高バスターミナルは小雨が降ったりやんだりで幸先良いですなあ暑い中カッパを着てスタートするが、長い林道歩きにはうんざりする、
わさび平小屋で最初の休憩
 
何時ものキュウリやトマトに西瓜バナナまで、皆さん晴れてきたと喜んでます、思わずにっこりブナも凄いがホトトギスが恐ろしく群生してる
 
カッパを脱いで写真を撮りながら道中は長い西穂もバッチリ秩父沢出会いは雪解け水の美味しかったこと生き返ります
   
キヌガサソウも一杯だが、いやと言うほど長い登り鏡池に着くも展望無し双六小屋まで2時間だし、皆さんゆっくりという人ばかり曇って寒くかき氷を食べる元気なし
ここからの長かったこと弓折岳迄30分は本間か、やはり此処が一番きつい疲れ果てました、お花畑が綺麗ですよと言われてもガスの中、おまけに雨が降ってきてまたカッパだ
双六のテント場だ懐かしい14時20分到着、此処でも良いが水晶行くには三俣まで行かねばコーヒーとキャラメルでエネルギー補給疲れ果てて食欲がない団体のリーダが一日4千キロカロリー以上食べないと歩けませんと、言われても疲れ果ててしまい食べれませんて
暫くすると、だんんだんガスって来るではないか疲れ果てて、「もう行かない」と言うのこ。あかんで行くんやでー此処から巻き道分岐までの登りをカッパ着てきつかったこと三俣で高原ホテルを建てて山荘へ申し込みをしに行くと大賑わい明日の天気が良いのは午前中だけ午後から雨だそうな素晴らしいツアーの皆さん高天原は雨で中止と言われ大騒ぎ此処は魔のトライアングルですやん
4日 朝4時半に山荘のトイレに行くと皆さん並んでる中、ゴメンよと通して貰う綺麗になったトイレに驚きですガスで何も見えない鷲羽岳、雷鳥夫婦がちょこちょこと素晴らしい雲の中を歩いているようだ幻想的でしょ
山頂で大阪の若者に写真を撮って貰い一路水晶へ彼らは下山後、黒部五郎だそうだ良いなあ隣のテントの彼女も野口五郎、烏帽子方面へ行くんだ裏銀座縦走ですな綺麗になった水晶小屋
幾つですか? 祖父岳の奥に黒部五郎 三俣山荘のお姉ちゃんに雲ノ平山荘も新しくなりましたので是非寄ってきて下さいねと言われたが遠すぎる
水晶岳は名前の通り道中キラキラと水晶が多いようで三角点は此処ではなかった何とか晴れてきてくれましたが赤牛方面の縦走路には雷鳥親子が不吉な予感がするで
みるみるガスが沸いてきて薬師や黒部五郎が雲が掛かってきたが展望は素晴らしく5年前は薬師峠のテント場から三俣山荘まで歩いたコースが、良く雨の中を歩いた物だ懐かしい。
水晶小屋も綺麗に見え沢山の人が来ます山頂を譲りましょう赤牛方面から縦走してきた人達もいたりして、水晶は思いがけなく花の多い山でした
3度も訪れたワリモ分岐だ祖父岳へ登って日本庭園から降りる案はガスって来たので却下だな雲ノ平方面からは沢山の人達が来ます
黒部の源流最初の一滴ですクロユリも咲いてます、お花畑が素晴らしい
雪渓も残っていて水が冷たい、ここから雲ノ平へ向かう人も沢山居ましたが激登りですなあ、同じく3度も来た黒部源流の石碑
午後1時半にはテント場に帰ったので朝から、お湯をぶちまけたテントマットとシュラフを干しチキンラーメンとアルファ米に卵で昼ご飯だテント場の横には雪渓の雪解け水が流れていて顔を洗ってもしびれるくらい冷たい、トイレは山荘なので水の中を歩いて行かなくては成らず登山靴でないと行けない、下のテン場のお姉ちゃん達はマニキュアの綺麗な素足にビーサンでお出ましだ上手に水をよけて歩くんね
予報通り午後からは曇ってきてガスで山は見ません、若者達は雪渓で大はしゃぎ若いって素晴らしい、時間もたっぷりあるので昼寝ですな
5日最終日 夜中に目が覚めて外を見ると満天の星と鷲羽岳が今日は良い天気だな、だが帰らなあかんのやで5時にはテント撤収して双六までの激登りが待ってんねん
今日は朝から雲一つ無い青空なのに帰るなんて殺生やな仕事があるもんね三俣蓮華岳山頂から黒部五郎、北ノ俣岳がジオンさん達は下の川で水遊びをしてたんですね朝は最高の天気だったが高山へ帰る頃は土砂降りだった
黒部五郎岳・北ノ俣岳・薬師岳・雲ノ平・水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳お見通しです
水晶岳のアップ・槍ヶ岳・穂高岳
何という絶景、夏はアルプスですなあ、これから帰る双六へ続く稜線
槍穂をアップで滝雲が素晴らしい
今日は双六岳はパスして初めて通る中道ルートで双六小屋へコバイケイソウが当たり年や。お花畑が素晴らしくとすれ違う人も殆ど無い静かなコースお奨め
青空が素晴らしくて風もなく素晴らしい三俣蓮華のカールは楽園です
槍に向かって歩き続けるとカールの雪渓と双六小屋の水源が冷たくて美味しい
8時40分 双六小屋は未だ静かです、此処から新穂高までが長い
穂高は見ている間に雲に覆われ今日も午後から天気が悪そうだ
今年はニッコウキスゲが豊作だ鏡平は遠い
クロユリベンチにクロユリはなくて弓折岳の中腹の方が多い、鏡平は大賑わいで、かき氷は生き返ります
此処からわさび平らまでは、嫌になるほどの下りが続くが道中で登ってくる人達に道を譲り「どうぞ」と言うと「どうぞと言われても、えらくて登れない」と言われる今日は金曜日なので沢山の人達が登ってこられる家族連れも結構居ます。
うんざりするほどの右俣林道は終わってしまったオオヤマレンゲ、教えて頂いた「たまあじさい」駐車場の途中にも咲いていたのね気がつかなかった
帰りは「ひがくの湯」で久しぶりの温泉で汗を流し新しい相棒と帰路につくが何処のPAも車で溢れかえり止められないほど夏休みやね。
今回は久しぶりにテント装備を担いで長距離を歩いた為か、のこが絶不調になり全く歩けなかった、予定していた祖父岳から日本庭園を通り黒部源流へ降りる計画は無念である、これからは休憩度に炭酸系の飲み物でゲップだな、暫く山はお休みだ。
三俣山荘から鷲羽岳を越え水晶岳を往復するには7時間かかるのだが新穂高から日帰りとは「走ってんねやろ」信じられんわ、後は笠ヶ岳だけが未踏だな。

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