北アルプス後立山縦走かな? 唐松岳・五竜岳・鹿島槍・爺ヶ岳  H20年9月9〜11日 雲一つ無いピーカン3日間  乱丸&のこ
 
白馬はH15年に土砂降りの雨の中を歩いた辛い思い出だけが有ったので5年ぶりに出直しました、丁度1ヶ月前に剣岳山頂から眺めていて機会を狙っておりましたが、最高の天気を引き当てました、お陰で日焼けで唇ヒリヒリです。
今回は北穂〜穂高を縦走する予定でありましたが行ったことのないところが良いんではないかと目論見ネット仲間であるちゃたろうさん、イチマルさんのレポを参考に地図も買わずにガイドブックのコピーだけを持って体力もないのに真似をしてテントを担いでいったのでした、このコースはテント担いではきつすぎました。

前日の夜に梓川SAで深夜割引のために仮眠してましたが目を覚ましたらAM3:30分だあぶねーなあ、もう少しで寝過ごすところであった目覚ましは必須ですなあ。

大きく成るのが有るらしい

初めて来た八方第3駐車場が暗くて解らず夜が明けるとでかい看板が入り口にあったのね気がつかなかった、3台止まっていた車は全て仮眠中でした、しかしこのシーズンの平日は朝一番のゴンドラが8時とは遅すぎでっせ、暇なのでザックを計量すると私18キロ、のこ11キロだ何でと言いながら、グラードクワッドに乗ると山頂は雲の中唖然としましたが山頂駅に着くと晴れ間が広がり観光客が一杯、途中に牛が放牧しているのには驚き。

良く雑誌などで見る八方池の小さくて、しょぼいのに又驚き写真の撮り方だな、晴れた日の白馬三山を初めて見た鹿島槍ヶ岳もくっきりと遠そうだ

八方池の上から

のこのザックが重そうだ、唐松岳山頂で記念撮影  0時丁度に到着だ白馬方面も綺麗に見えます

唐松山荘は最高の立地ですね只今工事中でトイレは水洗だしフロントは木の香りが漂っていて良い感じ今日は皆さん、お外でバーベキュー美味しそうだ、こんなところで信じられない羨ましい

唐松山荘から五竜山荘へは全く調べてなかったので牛首から大黒岳にクサリ場があったとは知りませんでした白岳の斜面でコマクサの種をまいていましたがこの辺りはコマクサの群生地だったのですね終わりかけの一株が今年のお初でした。

PM3時 五竜山荘到着 このテン場は水はセルフで玄関の蛇口で汲めてリッター100円とリーズナブルです、隣は東京から来た青年で冷池から鹿島槍を越えて来たと言い情報を仕入れる、八峰キレットとかクサリにハシゴがあるとか、我我お気軽登山隊夫婦は唖然としますが、八方から一緒だった一段上の兵庫のテントの方も、キレット小屋の方へは行かないという怖い所らしい、夕暮れを見ながら小屋前のベンチに居ると年配の方がとても詳しくコース図や予定表を作って、お嬢さんと話し中、気になるので仲間に入る、なんでも4泊で同じコースを行くらしいが夫婦でコースタイムが1.5倍掛かるので明日はキレット小屋まで行くそうだ、お嬢さん曰く「凄く詳しいコース図ですね、でも今日五竜岳へ登ってきたけれど、そこからのコースは後ろ向きに降りるような怖いコースだった」と言い「五竜岳は百名山ですよ」えっ知らなかった、そうだったんですか「キレット小屋までにはG4,G5も有るし危険マークも有るじゃないですか、行かない方が良いんじゃないですか」と言うと年配の方は「もう小屋を予約してあるので行くしかない」と言う私は「G4、G5って何ですか、八峰キレットって怖いんでしょうか」皆で何でしょうかねと言いつつ夜は更けていくのであった、この夜は満天の星で天の川がくっきりと素晴らしかった。

ご来光と浅間山の煙がくっきりと見え五竜岳山頂からは鹿島槍への縦走路が遠くに見え「今日も天気だご飯が旨い」、山頂で兵庫の方に「やっぱり行くの、私らは居酒屋がまってるので遠見尾根から降ります気をつけてね」結局テント担いで行く人は誰も居なくなり隣で話を聞いていた京都のTさんが「ご一緒してください」と言われましたが自分たちで大丈夫かなと思いつつ結局は最後まで一緒でした。AM5時50分スタート

登ったり下ったりと重いザックを担いでは短い足が上がりません、黙々と目的地であるキレット小屋を目指す出会う人は少ないが、だんだんと剣岳が近くなってきますね、どこから見ても男前だ

この辺りからがG4,G5かなと思い居つつ北尾根の頭に着いた天気も良くて風も無かったので気持ちの良い稜線歩きだな。やっと半分来たと言うところかキレット小屋でコーラを飲んで天然水を補充するが空容器は引き取ってくれるというのでペットボトルに移し替えます、しかし小屋裏からの登りに唖然とする、小屋の建っている場所を思えば仕方がないが、これからの登り返しに気が重い。キレット小屋到着 AM10時

八峰キレットは確かに凄いところである下を見ないように気をつけて、延々とクサリを掴んで登るのはとても辛くて、このコースは小屋泊まりで行くべきだな、キレット小屋を見下ろすところまで上がると白馬の展望が素晴らしい。

鹿島槍の北峰を登り南峰の山頂へ展望が素晴らしく立山連峰から北アルプスまで、まるっとお見通しだい、冷池山荘から爺ヶ岳まで見えあと少しなので、ホッとする、あとはテン場までなのでゆっくりとしょう今日も天気が良いが不思議な雲の流れが幻想的だ。しかし何度クサリやハシゴを上り下りしたことか3,4時間も続くとは恐ろしく疲れてしまった。PM12:50

鹿島槍の北峰分岐から南峰を望む

五竜山荘から9時間ほど掛かった事になる、横浜の人に頑張った奥さんを褒めてあげなさいと言われる、全くですね本当は遠見尾根から帰ると言っていたからなあ納得だ

テン場到着はPM2:30
冷池山荘からテン場までは往復15分位掛かるので用事は一度に済ますように水を補給する下の沢からポンプで汲み上げているので、そのまま飲めるそうです、テン場には単独の青年「糸魚川まで行こうかな」と言う青年と横浜の方が居て日没までマッタリとする、目の前には剣岳がデーーンと何時までも飽きない素晴らしいね翌朝はご来光を撮っていると鹿島槍から外人の方が駆け下りてきて剣をバックに記念撮影「犬馬鹿ですから」と言う私らも同じです赤岩尾根から夜中に登ってきて御来光を見に来たのですね、冷池山荘の前を走り抜けていきましたが後に犬が付いて走って行くのには小屋前に居た人たちも唖然です

朝の剣岳も素晴らしくて何時まで見ていても飽きません、今日は扇沢まで降りてバスと電車で八方まで車を取りに行かなくては成らずゆっくりも出来ないです夜明け前には立山の大観峰の明かりまで見えた、爺ヶ岳からの展望は素晴らしく八ヶ岳から富士山に南アルプスから中央アルプスまでグルリップだ。

AM6時出発爺ヶ岳南峰から

爺ヶ岳山頂から扇沢が眼下に見えて、これで今回の山旅も終わりだな今回のように3日間も天気が良かったということは滅多にないことだそうで、幸運にも良い日に巡り会えました感謝です、種池山荘でずっと一緒だったTさんにアイスクリームを奢っていただきました有り難う、こんな山の上で食べられるとは有りがたいですね記念の撮影をして別れましたがHP見ていたらメール下さいね待ってます。

AM10:30分 柏原新道登山口到着 扇沢BTまでの登りが今日の一番の辛い登りであった、到着すると直ぐにバスがあり休む間もなく信濃大町駅へ30分ほど待ち時間があったので蕎麦を食べ大糸線で白馬まで車に戻って、お風呂セットを積み忘れたことに気づきガックリとして帰宅の途についたのであった、やっぱり最後は落ちがあるんだな。

京都のTさん又どこかでお会いしましょう。でっかいGPS

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